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豆のまま
¥2,000
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挽く(粉状)
¥2,000
コロンビア メサデ サントス農園 (JAS Organic 、Bird Friendly認証)のフレンチロースト深煎り
地域 コロンビア サンタンデール州 サンギル地区
認証 JASオーガニック認証、Bird Friendly認証
品種 ティピカ 他
標高 ~1,650m
収穫期 11月~2月
加工方法 ウォッシュド
乾燥方法 天日乾燥
コロンビアの玄関口、ボゴタから国内線を1時間弱乗り継ぎ、コロンビア第五の都市でもあるサンタンデール県ブカラマンガ、
そこから車で南へ2時間ほど進んだ先、小さな町Los Santosの高台にメサデ サントス農園は位置します。
周りが山と谷に囲まれた山岳部の農園で、平均気温が昼間は30度を超える気温でありながら、夜になると10度を下回るという大きな気温差が、香りが良くきれいな酸味をもつ良質なコーヒーの栽培に適している農園です。
コロンビア国内では森林保護、良質のコーヒーの栽培等の面から"理想の農園"として評価を受けていると同時に、大統領訪問時には、コロンビア国内の Specialty Coffee の模範農園として評価されています。
木々は青々と生い茂り、計画的に植えられたシェードツリーは景観も良く、
森林浴が出来るコーヒー農園として、観光名所にもなっているほどです。
農園の始まりは1872年。実に140年以上も前に遡ります。
現在の農園オーナーであるOswaldo Acevedo(オズワルド・アセヴェード)氏の曽祖父であるDon Termo氏が、地元で生産されているコーヒーを欧州へ販売する輸出業から同農園のコーヒーの事業はスタートしました。
それ以降、代々コーヒーの輸出業に携わってきた家系が、コロンビアのコーヒー発祥の地と言える中部のサンタンデール県に農園を保有したのは、今から75年前の1946年。
現在は4代目となるOswaldo氏の下で、農園が位置する土地の名称である"Mesa de Los Santos"というブランド名にて、日々このコーヒーの魅力を伝えることに尽力しています。
320haの広大な土地のうち、コーヒーが栽培されているのは約270ha。
コーヒー生産区画は実に50近くに細かく分けており、ティピカ種、ブルボン種、カツーラ種を中心に、区画ごとに生産品種を分けて管理。
生産・収穫・精選まで全てを農園内で行うことができます。
「自然環境で育った、各品種そのものの魅力を伝えたい」という想いから、
品種をブレンドすることなく、各品種100%の商品をこだわって作り続けています。
そんなメサデサントス農園のJAS有機豆ですが、2010年代前半には有機栽培であるが故にさび病の影響で一時期生産が落ち込んでおりました。
しかし独自の灌漑システムの導入や創意工夫により、現在では農園の総生産量で
停滞期のおおよそ3倍となるコーヒーを生み出すまでに回復、小農家の多いコロンビアでは単一農園として国内トップクラスの農園の広さと生産量を誇っております。
JAS有機認証を取得していることからも表される土壌環境の保全、シェードツリーによる自然/生態系保全、トレースの取れる透明性等、数多の取組を通し責任を持った活動を行っている同農園。
自然環境に配慮しながら安定的生産を行うため、さび病等の疫病対策や比較的少量の水使用で済むウォッシングマシーンの導入などの施設完備はもちろん、労働者含めた周辺環境の保全にも寄与。
近辺にカフェを隣接し従事者の安定を図る等、地域住民と一緒に作り上げる協働コミュニティとして存在し、生産者としての立場だけでなく、地域コミュニティそのものに貢献している素晴らしい農園です。
メサデサントス農園 管理体制
【SHADE MANAGEMENT】
自然の森を守るべく、農園内の木をうまくシェードとして活用し、まるでコーヒーそのものが森林浴を楽しんでいるかの如く、イメージづくりをしています。
【IRRIGATION MANAGEMENT】
前述しましたが、雨不足の備えとして、自然の降雨をためこみ、それを農園内にうまく配分できる灌漑設備を増強。
【Pulping Management】
チェリーのパルピングは、強力な水圧で1回で行うのではなく、柔らかい水圧を2回あて、コーヒーを傷つけないような工程に切り替えています。
【Washed Coffee Management】
コーヒー1ポンド(約450g)あたりに使用する水の量を、従来の2.1リットルから0.3リットルにまで減らすコントロール。その分の水を灌漑にあてるなど、農園内での水の配分に非常に気を使います。
【Drying Management】
パルピングの済んだパーチメントは、機械乾燥で1日で一気に行うのではなく、160時間かけてグリーンハウス内の乾燥ベッドで丁寧に行います。
さらに世界で猛威をふるうコロナウイルスの環境下、以下の対策を徹底した結果、
収穫期で人が集まる中も同農園で働く人の感染者を0人に抑える営農をしております。
① 従業員のマスク着用
② シフト制、自治体と連携したルール教育、順守
③ 以前より構築されていたローカル地域での"共存"運営
従業員の居住も農園近辺に集中させており、日常生活において大都市であるブカラマンガまで出ないことも寄与しておりますが、営農において当初難点であった、従業員同士の連携、最善なタイミングでの適切な収穫処理等に対する懸念は事前に解消。
昨年度より始まっていたコロナ対策も、2年目となり農園内でのニューノーマルとして浸透してきつつあります。
そして本年度JAC主催のジャパンエアロプレスチャンピオン2021の大会基準豆に選出されてます。