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豆のまま
¥2,100
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挽く(粉状)
¥2,100
地域 ニカラグア ヒノテガ地域、ヒノテガ、サンラファエル デル ノルテ、 サンセバスチャン デ ヤリ
品種 カツーラ、カツアイ、カチモール他
標高 1100~1500m
収穫期 12月~3月
加工方法 伝統的な水洗処理
乾燥方法 天日乾燥(アフリカンベッド)
エル・マドローノ AAAは、10 軒の小規模農家がニカラグアの霧がかった山々の中で育てたコーヒーのブレンドで、ニカラグアの木の名前「マドローノ」に由来しています。
このマドローノの花は、コーヒーの収穫最盛期となる 11 月~2 月に花を付ける木で、その花は非常に香気豊かな白い色をしていて、まるでコーヒーの木の花の様です。
また、12 月にニカラグア独自で行われるカトリック教徒の祝祭にも使われる花でもあります。「エル・マドローノ」はニカラグアの文化と伝統、エッセンスの結晶です。
コロンビアの高品質コーヒーに特化した品質志向の輸出業者のカラベラ社の協力のもと近隣の 10 名の生産者で、それぞれの家庭に所有する水洗処理設備で水洗処理を行います。常に安定且つ際立った個性を引き出せるように、慎重に管理をしています。
このエリアでのコーヒーつくりは、一般的に量と生産性を重視していますが、彼らは何とか品質と量のバランスを保ちながら生産を行っています。
標高はそれほど高くはありませんが、甘味、バランスする酸、マイルドな風味が特徴的です。
【 精製詳細 】
① 各農家での伝統的な水洗処理(醗酵は水を使わず 24~36 時間※環境により最適な方法を検証しながら処理)
② ウェットパーチメントを農園からカラベラ社のラ・コンコーディアドライミルに搬入します。(所要 45 分~90 分)
③ 【乾燥 1 段階目】日陰シートで覆われた施設内のアフリカンベッド上で天日乾燥させます。( 約5日間 )
乾燥させながら、品質管理者が欠点などを管理し、生産者にフィードバックします。
④ 【乾燥 2 段階目】その後 3 段式のアフリカンベッドを交互に移動させながら14~15 日間かけてゆっくり乾燥を進めていきます。
⇒ニカラグアでは湿気による品質劣化が多いため、この乾燥工程に非常に神経を使っています。(詳細後述)
⑤【乾燥3段目】最後の1~2日間※ここで水分値10~11%、水分活性 0.5~0.6 になるように乾燥を仕上げていきます。
乾燥終了後にカラベラ社の品質基準に基づいて、外観や風味検査が行われて格付けがなされます。
その 2~3 日後には、カラベラ社の購買システムを通して、生産者に全てのロットごとのカッピング結果と支払明細が届く仕組みになっています。
中米のニカラグアは、近年国際品評会などで良質のコーヒーを生産することで良く知られておりますが、中米生産国の中で貧困国の一つで約90%の生産者は小中規模生産者です。
80 年代の内戦でコーヒー産地は荒廃して90 年代に入ってからようやく良質のコーヒーが登場するようになりました。それはそのような歴史の中でもコーヒーに関しては、伝統的な生産、完熟実を丁寧に収穫すること、発酵工程を経る水洗処理方式生産が守られていたからです。
2000 年初頭のコーヒー危機の時代は、フェアートレード運動で注目されました。